サッカーW杯で3日、日本は決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦、2-3で逆転負けした。2点先行したが後半30分は圧倒的に押しまくられ、「本気のベルギー」には勝てなかった。
西野朗監督は試合後「追い詰めましたけど、やっぱり......。何が足りないんでしょうね」と唇をかみしめた。世界トップクラスとの差について聞かれると、「すべてだと思いますけど、わずかだと思います」と答えた。
何が足りなかったのか。スタジオではゲストを交えて意見交換した。
10年あれば日本もベルギー並みに強くなれる?
元サッカー日本代表のゴールキーパー、本並健治さんは「個人のレベルももっと上げないといけないし、行くのか下げるのかというコントロールも足りなかった」と話す。
元サッカー日本代表で解説者の武田修宏さんは「経験値かな。日本はある力の120%を出したと思います。ドイツのドルトムントの監督と話したとき、ヨーロッパでは選手たちは生きるか死ぬかのチャンピオンリーグを何試合もこなしていると言っていた。日本の選手もその経験が必要だと。そのためにはJリーグのレベルを上げ、激しい試合を経験していくことが大事です」。
司会の小倉智昭は「体の強さ、そして大きさ」と分析。さらに「ベルギーは海外系の選手も多い。10年前は日本よりランクが下だったのだから、(同じことが)日本でもできるはず。これだけW杯で活躍したのだから、日本に行きたいという選手が増えればJリーグのレベルも上がるのでは」と続けた。
さて、まだまだ続くW杯。注目のチームは?
武田「ブラジルですね。攻撃力がある」
本並「フランスです。守備も攻撃もバランスがいいチームです」
小倉「しかし、16チームを見ると強豪国ばかりで、日本はここに入って善戦したわけで。アルゼンチンもポルトガルもスペインも敗れていったわけですから、本当に胸張って帰ってきてもらいたいです」