ホリエモン・ロケット打ち上げに失敗 何度も失敗を経て改良を重ねてきたが...

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   実業家堀江貴文氏が主導する民間のロケットが一昨日(2018年6月30日)、北海道・大樹町で打ち上げられたが、発射直後に失速して墜落・爆発した。原因の詳細は不明で、堀江氏は「どうしたらいいか」としながらも、次を模索している。

   ロケットは午前5時半、軽快に発射台を離れたが、約4秒後に推力不足で垂直に落下、地上に激突して爆発炎上した。けが人はなかった。

   会見した堀江氏は、「原因究明もまだ始まっていない段階なので」と前置きして、「モチベーションを保ちながら、次につなげていくにはどうしたらいいかを考えている最中です」と、さすがに気落ちした様子で、いつものホリエモン節は聞けなかった。

さすがに気落ちしたのか、いつものホリエモン節はなし

   堀江氏は今年2月、「ビビット」の取材に、宇宙開発の構想を語っていた。堀江氏は、「宇宙の利用促進に何が大切か。簡単にいうと(ロケット打ち上げ費用が)高いので安くしようということ。安くなれば、利用は促進される」と語り、低価格なロケットの開発の必要性を説いた。

   一昨日の打ち上げは、高度100キロの宇宙空間に到達するのが目的だった。堀江氏は、ライブドア社長だった2005年の時点から、宇宙ビジネスに携わってきた。2013年からいくつものロケット実験で失敗を経て、改良を重ねてきた。

   大樹町は北海道南部の、海に突き出した地形にあり、ロケットの打ち上げには好適。酒森正人町長は、「30年以上にわたって航空宇宙産業基地を作るという構想の候補地として活動してきた。太平洋に面して真東と真南に向けて打ち上げできるのは、日本国内にはそう数がない。宇宙開発の経済効果は年間2億円になる」という。町内にはあちこちに宇宙ロケットの看板や、スペースシャトルの模型などがあった。

   今回の打ち上げ失敗について、JAXAの研究統括澤岡昭さん(大同大名誉教授)は、「何らかのトラブルで、4秒間で燃料供給が止まってしまったのだと思う。打ち上げの瞬間、切り離しの状態、角度、非常に良い状態で打ち上げられた。失敗を乗り越えて、次の大成功への糧になる」と言っていた。

   国分太一「大樹町のためにも、何とか成功して欲しいと思います」

   お笑いタレントのカンニング竹山「何とか夢を叶えて欲しい」

   国分「ホリエモンさんのことですから、このままでは終わらないでしょう」

文   ヤンヤン
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