ハムスターにスパゲティーミートソース、どら焼き、アイスクリームなど人間の食べ物をエサとして与える動画がネットに投稿され、「動物虐待だ」の批判が殺到している。
投稿者は埼玉県に住む50代の独身男性。自宅を齋藤寿幸リポーターが訪ねると、室内には30~40匹のハムスターが数個の容器に飼われ、中には毛が伸びたり、反対に抜けたりしたものもいた。飼育歴は25年といい、動画を投稿して広告収入で生活しているそうで「試行錯誤して、人間と同じエサをやっても全然死なない」と言い切った。
どら焼きを争わせたり、伸びた歯を爪切りで切ったり
驚きのエサはほかにも、とんかつやチーズ、餃子、加熱前の豚肉など。「お食事ですよ」と猫なで声でコーラを飲ませ、プロテインに牛乳を混ぜたものをハムスターの頬にストローを差し込んで注入するシーンもあった。
動物病院長の平林雅和さんは「早くから生活習慣病になり、腎不全の危険がある。ホルモンの病気や合併症も起こるだろう」と指摘する。
エサの問題以外にも、数匹に1個のどら焼きを与えて争わせる場面や、のびた歯を詰め切りで切るシーンもある。「めっちゃ虐待」「していいことといけないことを区別できないなら、動物を飼うな」「腹が立った」という批判がネットに集まり、動物虐待容疑による逮捕を求め1万人を超す署名が集まった。動物虐待罪は2年以下の懲役か200万円以下の罰金だ。
飼育男性は「アホなやつらがトンチンカンなことをいうが、悪いことはしていない。改めるつもりはない」と、いっこうにやめる気がない。
石原良純(タレント)「動画を見てもらうためにエスカレートしているのでは」
住田裕子(弁護士)「自分本位のやり方を押しつけ、多頭飼育の弊害もある。これが生計の手段なら、犯意を認められやすいだろう」
司会の羽鳥慎一「自然に反しています」