暑い日に食べるカレー、最高ですよね。2日目は味がなじんで更に美味しい......という方はご注意。消費者庁はカレーなど煮込み料理の作り置きに「食中毒の危険あり」と、注意を呼び掛けている。
原因は根菜類などについている「ウエルシュ菌」で、下痢や腹痛などの食中毒の症状を起こす。厚生労働省によると、2016年には1411人、2017年には1220人の発症が記録されている。
あきらめないで! 2日目カレーを楽しめる保存方法も
ウエルシュ菌は20~50度の温度で増殖するが、その増殖スピードはすさまじい。例えば、100個のウエルシュ菌がもともとカレーの中に存在したとしよう。常温で放置した場合、10分で2倍、100分で10万個まで増殖する。ウエルシュ菌があっという間に増殖する映像にスタジオからは「うわあ、気持ち悪い」と声が上がった。
問題は、この菌が熱に強く、100度の加熱をしても死滅しないこと。カレー鍋を再加熱しても菌はそのまま生きているのだ。
番組は2日目以降もカレーを楽しみたい人のために、保存方法を紹介。作った後すぐにカレー鍋を冷たい布巾で急冷し、小分けにして更に冷ました後、冷蔵庫で保存する。
管理栄養士の柴田真希さんによると、2日目のカレーが美味しいのは、発酵や菌の増殖が原因ではなく、肉や野菜のうま味がルーにしみ出すため。だから、冷蔵庫で保管しても美味しくなる。
司会の小倉智昭「冷蔵庫なんてない時代から2日目のカレーを食べていたけど、症状は出たことないな」
古坂大魔王(芸人・プロデューサー)「小倉さん、すごく強いんですよ!僕も全然ない気がするけれど......。気づいてないだけかも知れない」
小倉「カレーのせいだと思っていないんだよな。お腹冷えたのかな、くらいで」