きのう25日(2018年6月)午後2時40分、東京都渋谷区の居酒屋「花火の宴」に包丁を持った男が立てこもった。現場はJR代々木駅前から約50メートルの人通りの多い場所で、JR代々木駅はシャッターを閉め出入り口を完全に封鎖する騒ぎになった。番組はその一部始終を12本の映像から検証した。
ビルの2階から外に向け花火を発射したり、ビールケースを投げたりして暴れるスキンヘッドの男。上半身は裸で、入れ墨があらわになっている。窓ガラスが割れて飛び散り、あたりは騒然としている。
「1人テロを起こしたようなもの」
店員によると、男は大きなバッグを持って1人で来店。入ってきた瞬間から、その表情や威圧的な雰囲気に「普通じゃない」と感じたという。男は次々とお酒だけを注文し大量に飲酒した後、「無銭飲食をしたから、捕まえに来い」と自ら110番通報した。
警察が到着すると、左手には包丁、右手には花火の尺玉のようなものを持った男が「殺してやるぞ。爆弾をもっているぞ」と威嚇した。警察が店員らを避難させると、男はひとり店内に立てこもった。
ビルを取り囲む警察官に向かい、爆竹や花火で抵抗。2階の店舗から炊飯器やビールケース、消化器などを投げつけ、割れた窓からロケット花火を飛ばし続けた。
午後4時57分、警視庁の特殊部隊「SIT」によって男は取り押さえられ、公務執行妨害で現行犯逮捕された。男は住所・職業不詳で30代とみられ、意味の分からない言葉を叫び、会話ができない状態だったという。
司会の小倉智昭「なんの意味があってやったんだ。絶対覚せい剤かなんかですね」
古坂大魔王(芸人・プロデューサー)「ネットの生中継を見たけれど、理解できない。『花火の宴』だから花火持って暴れてやれ、くらいの感覚だったのでは。店員さん、ものすごい恐怖だったでしょうね」
中江有里(女優・作家)「小規模だけど、1人でテロ起こしたようなもの。怖いですね」
小倉「なんで花火なんだ。あのくらいの規模の花火じゃ凶器になり得ないよね」