女優の菊池桃子さん(50)にストーカー行為を繰り返していた元タクシー運転手の飯塚博光容疑者(56)が24日(2018年6月)、再び逮捕された。
最初に逮捕されてからわずか2か月あまり。19日、飯塚容疑者は菊地さん宅のインターホンを鳴らし、逮捕された。「行ってはいけないことは分かっていたが、どうしても会いたくて行ってしまった」と話しているという。
番組は、飯塚容疑者が昨年11月に菊池さんの事務所HPに送ったメールを入手した。
「大みそかにはご家族と一緒に年越しそばを...」
最初のメールには「はっきりとお顔を拝見した時に体中に電気が走ったような衝撃が今でも忘れられません」とあったが、この時点では事務所も大ごとには捉えていなかった。
ところがその17日後、送られてきたメールは、内容が大きく変わっていた。
「バスツアーでのおみあげのシクラメンの花とチーズロールケーキがありまして、是非、受け取って欲しいのです」「クリスマスもありますが、こういうイベントごとを仕切るのは苦手でして、夜景の綺麗なレストランで食事するくらいしか思いつかない。予定は空いております」とあったほか、「大みそかに年越しそばを菊池さん家族と一緒に食べたい」などということが、「お願い」として書かれていた。
最後に記されていたのは「こうしたお付き合いをするという事は、結婚を前提とした、家族ぐるみでお付き合いしたい」という一方的な思いだ。このメールの後、自宅に押し掛けるようになったという。
菊池さんは現在、自宅以外の場所に避難して生活しているが、精神的に疲労し、普通の生活を送れていない状況だ。
禁止命令に違反してストーカー行為を行った飯塚容疑者には、どのような罪に問われるのだろうか。専門家によると、2年以下の懲役か200万円以下の罰金だが、ただちに実刑判決が出るかは微妙で、執行猶予となる可能性もある。
加藤友朗(移植外科医、コロンビア大学医学部教授)「ストーカー問題は、アメリカでも苦労している。恐怖映画にもよく出てきますね。(加害者は)精神的に病んでいる方が多いので、そういう意味では怖い」
橋口いくよ(作家)「ダメですよといって分かる人ならストーカーにはならない。治療するとか個人的な対応が必要」
伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)「再犯の可能性がこれだけ指摘されていて、菊地さんもこれだけショックを受けている。現状の刑罰の重さとのバランスはこれでいいのか」