また安倍チルドレン・・・国会参考人のがん患者にヤジ浴びせた穴見議員

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   15日(2018年6月)の衆院厚生労働委員会で、日本肺がん患者連絡会の長谷川一男理事長が受動喫煙について「(屋外喫煙所も)なくなっていければいいと、個人的には思ってます」と陳述している最中に、「いい加減にしろ」と議員からヤジが飛んだ。さらに「綺麗事言うなら、タバコを禁止しろよ」ともつぶやいた。

   ヤジったのは自民党の穴見陽一議員(大分1区)で、2012年初当選の「3回生」だ。自分はヘビースモーカーだという。にしても、委員会の参考人をヤジるなんて聞いたことがない。

   政治ジャーナリストの伊藤敦夫さんは「参考人は国会がお招きして、意見を伺うというものです。こんな非常識な人間がいるとは、あ然としました」と呆れる。

全面禁煙になると実家のファミリーレストラに支障

   長谷川氏は8年前に肺がん(ステージ4)になった。「喫煙歴はない。なぜ肺がんなのかと考えた時、受動喫煙に思い至った」という立場だ。受動喫煙対策を強化する健康増進改正案の審議のために、参考人として意見を述べていた。

   穴見議員はブログで、「不快な思いを与えたとすれば、反省し深くお詫びする。喫煙者を必要以上に差別すべきでないという思いからつぶやいた」と書いた。

   伊藤氏は、「穴見議員は2012年の安倍ブームで大量当選したチルドレンの1人。その前にも、小泉チルドレン、小沢チルドレンがありましたが、次の選挙でほとんどが消えました。安倍チルドレンは自民が勝ち続けたので残っちゃったんです。有権者の問題でもある」という。この場合は、大分1区の選挙民か。

   司会の国分太一「何度もヤジを繰り返してましたね」

   テリー伊藤(タレント)「客を呼んでおいて、帰れというようなもの。国会議員同士ならヤジもありうるが、(穴見議員は)実家がファミリーレストラン・チェーンなんでしょ。商売にも影響すると思っているのではないか」とまで言った。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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