「これはひどい」と司会の羽鳥慎一があきれ顔で報告したのは、国会審議で参考人のがん患者に自民党の穴見陽一議員が飛ばした心ないヤジだ。健康増進法改正案を審議した15日(2018年6月)の衆院厚生労働委員会に呼ばれ、受動喫煙対策を訴えた長谷川一男さんに「いい加減にしろ」と穴見議員は罵声を浴びせた。
長嶋一茂(スポーツコメンテーター)「こんなことを言わないと自分の存在意義を出せないのかなあ。言いたければ、審議後に2人で話せばいい。国民の納税でやっているのに、議員の品位に欠けます」
吉永みち子(エッセイスト)「人の意見を聞かず、国民の声に耳を傾けない。国会議員の資質がない」
法改正で経営するファミレスが全面禁煙に
穴見議員は大分1区選出で、ファミレスチェーンを展開する企業の代表取締役相談役だ。大分がん研究振興財団理事も務める。きのう21日のホームページに「お詫び」のコメントを出したが、そこに「不快な思いを与えたとすれば」と、仮定の話にしていることも批判されている。改正案では、大手ファミレスは店舗面積に関わらず禁煙となる。
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「お詫びも、まだこんなことなのか。議員と呼ぶのもいやな感じ。こういう人を選挙で選んではいけない」
選良とは程遠い議員が跋扈しているが、次の選挙で必ず落とすようにすれば、少しは緊張して活動するのではないか。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト