「JAPA-NAVI」コーナーで、俳優の奈緒が食材の王国・福島を訪れた。果樹農家の古山浩司さんが育てる桃は「世界一かもしれない甘さ」が自慢だ。桃の平均的な糖度は11~13度、かつてギネス世界記録に認定された糖度は22.2度だが、古山さんの桃は23.4度を記録した。
新宿の高級デパートの特別な顧客だけが入れる即売会では、1個5万4000円で売られたこともある。
古山さんが究極の甘さにこだわるようになったのは、2011年3月の東日本大震災のときに起こった東京電力・福島第一原発事故だった。古山さんの桃からは基準値を超える放射性物質は検出されなかったが、売り上げは6割も減少した。
「どうしたら挽回できるか考えた時に、私は桃を作ることしかできないので、桃でどうにか挽回したい。なにか桃で世界一になれたら、みなさんにもう一度福島の果物や野菜を食べてもらえるんじゃないかと思って、桃の糖度で世界一を目指したんです」(古川さん)
砂糖使ってないのに、ジュースは「ちょっと水分があるジャムみたい」
世界一甘い桃の収穫は例年8月以降なので、同じ果樹園の桃で作られたジュースがスタジオに用意された。
ゲストの矢本悠馬(俳優)「めっちゃ甘い!」
博多大吉キャスター「ジュースとは呼べないくらいの濃さです。ちょっと水分があるジャムみたい」
奈緒「桃をすりつぶしただけのジュースで、砂糖を一切使っていないんです。収穫のないシーズンでも、究極の桃を楽しめる一品です」
桃3個分を使い、価格は1本1000円だ。
文
ピコ花子