来週12日(2018年6月)の米朝首脳会談を前に、安倍首相と日本時間のきょう8日未明に会談したトランプ大統領は、「拉致問題を協議する」と約束し、朝鮮戦争終結文書にサインする可能性や、そうなれば金正恩委員長をアメリカに招くかもしれないと話したという。
これをTBSの山下達也ワシントン支局長は、「トランプ大統領はノーベル平和賞受賞のために、華々しい成果が必要なのでしょう」と推し量った。ロシア疑惑の追及や大統領弾劾を押しとどめる思惑があるのではないかという。
共同通信の太田昌克編集委員は「シンガポールの米朝首脳会談を成功させるかどうかが、トランプ大統領の命運を握っています。非核化の誓約があり、朝鮮戦争終結を政治文書化することになれば、会談はすぐには終わらず、もう1日のびるだろう」と予想する。短時間で終わったら、ちゃぶ台返しの物別れというわけだ。
在韓米軍、在日米軍の役割も変化
吉永みち子(エッセイスト)「トランプ大統領は非核化を掲げながら、実際は中間選挙やノーベル平和賞をにらんでいるわけですよね。アジアのことは知ったことかという感覚でいるのではと、アジアの1人として心配になります」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「朝鮮戦争終結となれば、米軍を朝鮮半島から引こうと考えている可能性があります」
トランプ大統領にゆさぶられて、日本が負担ばかりを押しつけられなければいいのだが。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト