過去1年間(2017年4月~18年3月)の放送から優れたラジオ番組、テレビ番組を表彰する放送文化基金賞(主催・公益法人放送文化基金)がきのう6日(2018年6月)に発表された。テレビドラマ部門は石原さとみ主演のTBS「アンナチュラル」が最優秀賞に選ばれた。
法医解剖医の石原が警察や自治体から依頼された不自然死(アンナチュラル・デス)の遺体を解剖調査し、その死に隠された謎や事件を解明するサスペンスで、今年(2018年)の冬ドラマ(金曜よる10時)として放送された。平均視聴率は11・41%と数字としてはいまひとつだったが、不自然死の8割以上が解剖されないまま死因を決められてしまう現状を浮かび上がらせた意味は大きいと評価は高かった。
ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)のテレビ部門でも入賞しており、今回の授賞で続編を望む声がいよいよ強まりそうだ。
エンタメ部門は「クレイジージャーニー」
その他の最優秀賞は、テレビドキュメンタリー部門がNHK「BS1スペシャル 父を捜して 日系オランダ人 終わらない戦争」、テレビエンターテイメント部門がTBS「クレイジージャーニー」、ラジオ部門が静岡放送「SBSラジオギャラリー 幸せのカタチ~本当の親子 本物の親子~」が決まった。(テレビウォッチ編集部)