「紀州のドン・ファン」を自称していた和歌山県田辺市の野崎幸助さん(77)が自宅で死亡した原因は、行政解剖で「急性循環不全」の可能性が高いと判断された。専門家は「動脈・通過障害がもともとあった。そこに何か不都合な薬物とか血の塊が流れ込んで詰まってしまった。薬物の反応でアナフィラキシーショックのようなアレルギー反応を起こしてしまったのではないか」とみている。
野崎さんの体内には覚醒剤が検出されているが、「覚醒剤に手を出したことはない」といっていた。注射跡はなかったため、口から摂取されたとみられている。本人に気付かれずに覚醒剤を飲ませることはできるのか。
ビールの混ぜても苦さで気付くはず
かつて覚醒剤を経口摂取した経験のある男性は、野崎さんが飲んでいたビールに混ぜたとしても、覚醒剤独特の苦みで気付くはずと語る。しかし、カプセルに入れれば数粒で致死量に達するという見方もある。
浜田敬子(「ビジネスインサイドジャパン」統括編集長)「やはり、どういう方法だったのか調べるためには、一緒にいた奥さんや家政婦さんに聞くしかないですね」
司会の羽鳥慎一「その2人は捜査を進める上で重要な人ですね」
けさ6日(2018年6月)午前7時すぎ、野崎さんの妻とみられる女性が東京・羽田空港に現れ和歌山・南紀白浜空港へ向かった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト