スキーブームの1990年代、「ロマンスの神様」「ゲレンデが溶けるほど恋したい」などのヒットで、「冬ソングの女王」と呼ばれた歌手の広瀬香美さん(52)が、所属事務所から「芸名(広瀬香美)の使用はできない」と通告されていることがわかった。一体何があった?
広瀬さんはデビュー26年。スキー場に曲が流れない日はなかったというブームを経て、今なお「冬ソングの女王」として健在だ。それが突然、事務所の公式ブログが5月31日付(2018年)で、「弊社所属の活動以外には『広瀬香美』の芸名の使用はできません」と書いた。つまり独立したため?
先週金曜日(2018年6月1日)緊急会見した事務所社長が明かした。話はこうだ。
事務所社長「彼女を守るために芸名を禁止に」
今年(2018年)2月、広瀬さんから社長を交代するよう要求があった。「このままでは歌手生命が終わってしまうと心配しており、私が代表ならスターに返り咲けると話していた」と社長はいう。4回にわたって交渉したが、話は決裂。この話が一部で伝えられたため、広瀬さんは5月28日、自身のツイッターで、新設した事務所への「移籍」を発表した。
事務所のブログは、これを受けてのものだった。「移籍したら、広瀬香美の名前は使えませんよ」ということだ。芸名に関しては、使用権は社長にあるという覚書を交わしていた。93年、「ロマンスの神様」がヒットした年だ。社長とは、デビュー前からの付き合いだという。
十数年前に、俳優の加勢大周さんの移籍と芸名使用の禁止のトラブルがあった。この件はその後の裁判で、芸名は使用できるとなったのだが、覚書はそうしたトラブルを避けるためだったという。
しかし、社長の話によると、「ロマンスの神様」が出た後、広瀬さんの性格が一気に変わった。わがまま放題で、ベテランマネージャーを音楽番組のスタッフの前で罵倒したり、女性マネージャーが殴られたりで、ここ8年間でマネージャーが28人も代わったという。
社長はさらに、「過去の加勢大周の場合とは違う」とも言った。
一方、広瀬さんが新設した事務所は解決に向けた話し合いを行っており、「現在も継続中」という。今月中にも代理人による話し合いが行われるという。
古谷有美アナが、「今流れているのが、1997年の『promise』という曲です」というと、国分太一が「あー、スキーに行きたくなった」(笑)
古谷の解説。2010年に大手事務所から専属契約を打ち切られた広瀬さんは、現事務所へ移籍した。社長は芸名の名付け親だった。そこでわがまま放題だったというのだが、広瀬さんは現在ロス在住で、夏と冬のツアーのほか、自分の曲をネットで配信しているという。
ところで、問題の覚書は、現事務所の社長が、広瀬さんを守るために、と交わしたものだったのだが、使用禁止とは皮肉な展開だ。
ただ、特許・商標などに詳しい弁護士によると、法律上「芸名使用権」というものは認められておらず、芸名差し止めはできない。芸名を奪うことは裁判所が認めず、覚書も無効になる可能性が高いという。広瀬さんに著しく不利益になるからだと。
堀尾正明「この中で芸名は、真矢さんだけ?」
タレントのカンニング竹山が「僕も芸名ですよ。カンニングなんて本名ない」(爆笑)
国分「それが明日から使えないとなったら......」
真矢ミキ「アイデンティティーが本名より一体化している」
竹山「新広瀬香美が見られないのは残念(大笑い)......でもうまくまとまるといい」(どっちなんだと文句が......)