北朝鮮の思うつぼにはまったトランプ大統領 経済支援を丸投げにされ、どうする安倍首相?

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   12日(2018年6月)にシンガポールで開催される米朝首脳会談へ向けて、トランプ大統領が「最大の圧力という言葉は使いたくない」と言い出した。北朝鮮の思うつぼにはまったのかとの危惧が強まっている。

安倍首相と小野寺防衛相の発言から「圧力」が消えた

   影響は早くも出始めた。安倍首相はすぐに反応したのだが、「国際社会として圧力をかけ続けてきた」と過去形を使った。シンガポールで開かれた日米韓の防衛相会談では、小野寺防衛大臣の発言からも「圧力」の言葉が消えた。

   そればかりか、トランプ大統領は北朝鮮への経済援助を「韓国と中国と日本が支援するだろう」「遠く離れたアメリカは支援しない」と日中韓に丸投げ発言まで行った。日本にとって最重要な拉致や中短距離ミサイルの問題は置き去りにされ、経済負担ばかりを押しつけられる可能性が持ち上がった。

   司会の羽鳥慎一「方針転換ともとれる発言です」

   宇賀なつみアナ「トランプ大統領はまず首脳会談ありきで、開催を優先させたのでは」

   安倍首相は7日にトランプ大統領と会い、拉致問題の重要性を確認する予定だが、拉致問題の進展にかかわらず北朝鮮支援を求められるかもしれない。いやいや応じていい話ではない。

   石原良純(気象予報士)「拉致問題がカヤの外に置かれる可能性がある。どうなっているんだ」

   住田裕子(弁護士)「圧力と言ってきたのがどんどん緩んで、北朝鮮の揺さぶりに負けてしまったように見える」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「日本が振り回されるのは、確固とした外交がなく、アメリカに頼ってきたからだ。アメリカが変わったら、こうなってしまう」

   メリットもなく、筋も通らない経済負担だけなんて、冗談ではない。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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