日本大の教職員組合はきのう5月31日(2018年)、大学の体制一新を求める要求書を大学側に提出した。田中英寿理事長の辞任や内田正人前アメフト部監督の常務理事解任をはじめ、学長や常務理事5人全員の辞任、さらにアメフト部全コーチの解任も必要だとしている。
組合の委員たちは「日大を変え、一刻も早く信用を取り戻したい」「トップダウンで何でもやられてきた。私たちも声を上げてこなかったことを反省しなければ」と話した。
大学問題に詳しいジャーナリストの石渡嶺司氏は「日大はナンバーワン(田中理事長)とナンバーツー(内田常務理事)の権限が強すぎて誰も何も言えなかった」と話す。
「刑事責任・社会的責任」逃げ切り狙う大学当局
元アメフト部員も「独裁国家のような地獄の日々」を語った。内田監督の下でコーチによるリンチが横行していた。選手を殴る、蹴る、つねる、叩く、投げ飛ばされ、「死ね、おまえはクズだ」とののしるのは日常茶飯事だったという。「親でもなんでもつれてこい。ボコボコにしてやる」とコーチにすごまれも泣き寝入りしていたという。
日大評議員の1人は「スポーツテロですよ。内田前監督の責任は重く、常務理事も辞めるべきですが、日大は第三者委員会を立ち上げて、内田常務理事を解任することでジ・エンドにする筋書きができているから、今は辞めさせないでいる」と内情を指摘する。
刑事事件になっても、すべての責任を前監督、全コーチに押し付けてしまおうということだろう。
テリー伊藤(日大出身のタレント)「改革しないと先に進まない。学生も立ち上がらないと変わらない」