関東学生アメリカンフットボール連盟は日本大の内田正人前監督と井上奨コーチを永久追放となる除名にしたが、宮川泰介選手と日大チームチームに対する「今年度シーズン終了までの公式戦出場資格の停止」とする処分は甘すぎるという批判が起こっている。
連盟理事会でも4理事から「甘い」とする反対意見が出されたが、さらに関東大学リーグ1部に所属する15校(日大を除く)の監督会でも疑義が出た。監督会の大山茂議長は「これでは1年間何も改善がなくても、自動的に復帰できることになる」と危惧する。
1年間大人しくしていれば嵐は過ぎる
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「たしかに盲点でしたね。嵐が過ぎ去るのを1年間待っていればいい。学生はともかく、大学側がそう考えてもおかしくない」
学連の処分を日大の大塚吉兵衛学長は「正式に裁定を受領いたしました」とする声明文を出したが、監督らの危険行為の指示には一切触れていない。その部分はいまだに認めていないということなのか。
玉川「正式に受領しますは、監督・コーチが指示したという事実認定も受け入れたということになるのか。だとすればそこを言わなければいけないのに、ちょっとずるい」
辞任を表明した森琢ヘッドコーチらの去就でも新たな問題が出てきた。3人のコーチは内田前監督の招きで他大学から引き抜かれており、3人とも日大職員は辞めずにアメフト部のサポート役として残るという。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト