福島・喜多方で突然の多発地割れ!住宅壁もひび割れ住民に避難勧告

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   福島・喜多方市で地割れが多発し、住宅壁などのひび割れ被害が深刻になり、市は避難勧告を出した。4月20日(2018年)に道路で見つかった亀裂が拡大し続け、1か月半で40センチ以上ずれてしまった箇所も出ている。避難した住民は「雨が降ったら怖いなって、不安で一睡もできなかった」と話す。

   この地割れについて、日本地すべり学会理事の八木浩司・山形大教授は「かつて地滑りが起きた土地の隙間から雪解け水が流れ込み、地割れが起きた」と見ている。

梅雨シーズン入りで地滑りの危険

   西会津地方では今冬、平年の1.3倍の積雪があった。大量の雪解け水が地面の隙間から地下に流れ込み、固い地盤との間に溜まって地割れに繋がったらしい。八木教授によると、地割れは地滑りの前兆で、今後の梅雨シーズンはとくに注意が必要という。

   タレントの高木美保は「梅雨を迎えて、一気に地すべりがザーと来る前に発見し、避難対策ができたという意味では、よかったのかもしれませんね」と話す。

   問題は、あまり聞かない地割れの補償。喜多方市は補償について調整中という。司会の羽鳥慎一は「ここに住み続けるのは精神的にも現実的にも難しいですよね。何らかの公的補償が必要なんじゃないかと思います」

   「かつての地滑り」も、7年前の東日本大震災などによってもたらしたらされたものなのか。改めて、自然災害の多い日本の怖さを感じる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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