低カロリー高たんぱくのダイエット食品として大ヒットしているサラダチキンに続き、最近、同じく低カロリーのサラダフィッシュが注目を集めている。深刻な「魚離れ」を食い止めようと各メーカーが続々と開発に乗り出しており、売上げも伸びている。
魚の三大弱点を克服、売り上げが昨年の7倍増
魚介類の1人あたりの年間消費量は2001年度の40.2キロに比べて2016年度は4割減の24.6キロ。特に40歳代以下の若い人たちの間で「魚離れ」が深刻化しており、メーカー各社が頭を悩ませていたところ、サラダチキンがブームとなった。その市場規模は2014年の53億円に比べ、2017年はおよそ5倍の269億円にまで伸びている。
サラダチキンにヒントを得て、「骨がある」「調理が難しい」「日持ちがしない」という魚の三大弱点を克服したサラダフィッシュの開発が各メーカーで始まった。サラダサーモンを製造する千葉県の松岡水産では、骨を抜いた鮭の切り身を燻製したものを袋詰めしている。スーパーで発売し始めた1年前(2017年)に比べ、ひと月の売り上げが7倍に伸びているという。
サラダフィッシュは、魚肉のすり身を使ったほぐしやすいタイプや、かつおやまぐろの切り身を燻製にしたものなど、バリエーションの幅も広い。チキンにはないDHAとEPAを摂取できることもアピールポイントだ。
ゲストの歌手のhitomiさん「骨もないし、ちょっと味付けしてそのまま入れやすい。子どものお弁当に活用できそうですね」
水卜麻美キャスター「母から魚を食べなさいといつも言われていました。これなら片手で魚が気軽に食べられます。サラダチキンと交互に食べれば、ダイエットに最適です」