日本大アメリカンフットボール部では、内田正人前監督らのパワハラや選手いじめが横行していた。関東学生アメリカンフットボール連盟の調査で浮かび上がったのは、選手たちが「はまる」とよんで恐れた精神的虐待だ。
内田前監督は特定の選手を突然、名指しして酷評し、「干す」とプレッシャーをかけた。選手たちはこれを「はまる」と呼んでいて、理不尽な要求をされて顔つきまで変わった選手もいた。監督には「はい」以外の返事はなく、コーチは「監督が黒と言えば白いものも黒くなる」と追い討ちをかけていた。
デープ・スペクター(テレビプロデューサー)「常識を超え、これはやりすぎ。衝撃的な教訓ですよ」
山崎夕貴キャスター「はまるというワードに恐ろしさを感じますね」
「精神的虐待」容認してきた田中理事長体制
コーチは選手を守ろうとせず、宮川泰介選手を高校から見てきた井上奨前コーチもどんどん変わっていき、宮川選手は「寂しく思っていた」「高校時代は楽しかったアメフトが楽しくなくなった」と学連のヒアリングで話したという。
司会の小倉智昭「内田前監督は大学の常務理事の中でも上位にあり、田中理事長につぐナンバーツーですよ。甲子園ボウルで優勝もさせて、ひょっとしたら次の理事長候補だったかもしれない」
伊藤利尋キャスター「その体制に問題があったことが、ここで出ました」
田中理事長の責任も厳しく問われずにはすまされない。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト