急逝した西城秀樹さん(享年63)の葬儀の参列者に配られた記念品が、ネットオークションに出品されていた。すでに落札されたものでは、最高で5万円の値が付いていた。記念品は、西城さんのヒットCMのアイテム「バーモントカレー」など。売る方も売る方だが、買い手も買い手。なんだかなぁ。
西城さんの通夜は25日(2018年5月)、告別式が26日だった。ここで参列者に配られたのは、写真の入ったポストカード、長年イメージキャラを務めた「バーモントカレー」のルー、CD、他に型どおりの礼状やお清めの塩。これが即座にオークションに出た。
通夜の日から続々出品、香典を出した人が依頼した?
出品したのは、ネットオークション業者。依頼を受けて、ネットに写真などをつけて出品。落札後の決済、配送までを代行する。手数料だけの商売だ。依頼したのは通夜、告別式の参列者に違いない。
「スッキリ」が業者の1人に聞くと、全部で10数点、持ち込まれたものも、宅配で届いたものもあった。全員が男性で、年齢は4、50代。1人で何点もというのもあった。依頼は通夜の日からというから、何をかいわんやだ。
オークションサイトを見ると、9万円台の値段がずらりと並んでいて、昨日(28日)午前の段階で「1,003,000円」というのもあった。100万円?
さすがにファンの間から、批判の声が上がり、この業者にもツイッターなどで批判がくるようになり、今はストップしている。100万円超の値がついたのは、削除しきれなかったもので、今は止めていると。しかしすでに売れたものもあり、1万8000円から5万1000円だったという。委託者には落札額の80%、業者は20%だが、手数料などを引くと11.4%になるという。この業者は「判断が甘かった」。
キャスターの加藤浩次は怒っていた。「代行業者がやるので、手数料は取られるけど、自分でする必要はない。西城さんの葬儀には1万人くらいの人が来た。中に転売目的の人もいた?」
取材した大竹真リポーターは「献花台ではポストカード、葬儀場ではカレー、CD、などのセットが配られたが、これは香典を出した人だけ」という。つまり、セットでオークションを依頼した人は、ただのファンではなかった?
ロバート・キャンベル(元東大教授)が「個人的にはどうかと思うが、かといって許せないというのも、また話が違う」と言ったもんだから、加藤に火がついた。「浅ましい行為が許される?」
これ、社会にはそういう連中がいるのが当たり前、というアメリカ人としては普通のことを言っているのだが、加藤にはわからない。
加藤「なんだろうなあ、と思う。俺は嫌だね。俺絶対ダメ」