アメリカでは「大学体育協会」が監視・指導
アメリカではNCAA(全米大学体育協会)という横断的な組織があり、1100校が加盟して、クラブ運営の監視、共通の選手育成プログラム、指導者の教育などを行っている。アメフトの死亡事故をきっかけに作られたといい、運営の透明化が大きな意味を持つ。
森コーチは「学生だった30年前なら(こうした組織には)反対したでしょう。学校やお上に口を出してもらいたくないから。しかし、いまはそうした構造的な改革がスポーツ改革につながると思っています」と話す。
友添教授はさらに踏み込んだ。「日本人のスポーツ観を変えないといけないと思います。勝ち負けのゼロサムをやめて、相手をパートナーとして、より高いパフォーマンスにすべきです」
番組は触れなかったが、内田前監督は問題の試合の後、「関西学院だって汚い」と発言しいている。おあいこってことか。改めて、27年間勝てなかった日大がなぜ昨年勝ったのかが気になる。対戦したチームのQBはみな無事だったか。
*NHKクローズアップ現代+(2018年5月24日放送「『つぶせ』危険タックルはなぜ?~日大アメフトOBたちの証言~」)
文
ヤンヤン