エロ親父が怖くて取材ができるか!セクハラ福田元財務次官と渡り合ったフリー女性記者
週刊現代で元朝日新聞のフリー女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、週刊新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。
川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと"自慢"しているが、ちょっと違うのではないか。15年も前の福田と次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。
厚生労働省の官僚が新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。官僚ならではの男らしさの表現なのであろうが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」という者もいたそうだが、私も「悪趣味」としかいいようがない。
女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は取材対象者と取材記者である。いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたということだ。
川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。
セクハラは許さないというのも記者魂の一つだと、私は考える。取材している人間がいかに外道かを伝えることも記者の大事な役割であるはずだ。