東京・吉祥寺の公園に放置されたゴールデンレトリバーをめぐり、保護した人と飼い主との間で所有権をめぐって裁判になっている。
犬が放置されたのは5年前で、雨でびしょぬれで、リードでつながれ口輪をされていた。保護した女性は警察に拾得物として届け出て、殺処分されぬよう引き取り、世話を始めた。
飼い主が名乗り出たのは3か月後だった。交際相手が犬が嫌いだったので置き去りにしたと主張し、「交際相手とは別れたので返してほしい」と申し出た。保護していた女性は「家族のような犬を捨てる人は飼い主として信頼できない」と返還を拒否した。
東京地裁は「飼い主が所有権を確定的に放棄したとは認められない」とし、東京高裁の控訴審でも保護した女性は敗訴した。でも、いまも犬を返すことを拒否している。
返還拒否しつづけると強制執行
犬好きの司会の小倉智昭「犬に決めさせなさいよ。僕なら、自分が愛している犬を受け入れない人と交際しません」
新紀尾井町法律事務所の江口大和弁護士によると、引き渡しを拒み続けると、飼い主が強制執行をかける可能性があり、さらに拒めば月に数万円程度を飼い主に支払うことになるという。
中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「子争いと同じ。大岡越前に聞いてみたい」
小倉「保護した女性と飼い主の間に犬を置いたら、どっちに行くだろうね?」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト