加計学園問題で衝撃の新事実! 愛媛県文書に記載された安倍首相の「いいね」発言

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   加計学園問題で昨日21日(2018年5月)、愛媛県が国会に送った関係文書が明らかになった。この中に安倍首相や柳瀬首相秘書官(当時)の国会答弁と食い違う部分があり、「虚偽答弁」の疑いが出てきた。しかし、加計学園や官邸は、文書内容を否定している。

   文書はA4版で29ページ。加計学園新設までの経緯や職員らと首相秘書官との面会内容などが詳細に記録されていた。中村時広知事は会見で、「5月に入ってから、国会から関連文書のメモを出してと要請があった。(調べて)出てきたものを出した」と語った。

安倍首相は国会答弁よりも2年も前に計画を知っていた!?

   2015年3月3日に加計学園関係者と愛媛県が面会した記録には、「同年2月25日に加計理事長が首相と面談(15分ほど)。理事長が獣医学部設置予定を説明。首相からは『そういう新しい獣医大学の考えはいいね』とのコメントあり」とあった。

   安倍首相は昨年(2018年)7月の衆院予算委で、「(加計学園の)申請を知ったのは、2017年1月20日の特区諮問会議だった」と答えていた。この問題では、獣医学部の新設を認めたのが2016年11月9日、事業者の公募開始が2017年1月4日で、決定が1月20日。首相は決定まで知らなかったということだった。文書では、それより2年も前に、加計理事長が首相と面談、首相が計画を知っていたことになる。

   文書はさらに「柳瀬首相秘書官から、改めて資料を提出するよう指示」「文科大臣が一歩引いたスタンス」「県から官邸への働きかけを非公式で実施いただけないか」「政治的な動きは難しい旨回答」などとあり、かなり生々しい。

   柳瀬氏は先の参考人招致で、2015年2月に加計学園関係者らと3回面会したことを明らかにしたが、「首相には報告せず、指示も受けなかった」と言っていた。これもウソということか。

   立憲民主党の蓮舫・参院幹事長は、「衝撃的な内容。事実であれば虚偽です」と言った。自民党の二階幹事長も、「国会審議で疑問、疑念が残らないように対応していく」と苦しいコメントだった。

   愛媛県文書について加計学園は昨日、「理事長が2015年2月に総理とお会いしたことはない」とのコメントを発表。また安倍首相もこの面会を否定した。安倍首相は、官邸を出る際の記者団の問いかけにも、無言だった。

   ロバート・キャンベル(国文学者)は、「加計学園が否定し、首相も否定したということは、グレーゾーンがなくなってしまうこと。今まで柳瀬氏はじめ官僚が、総理の気持ちを忖度してことを運んだと言われていた。しかし、面会があったか、なかったかはクリアにしないといけない」といった。まさしく。

   「スッキリ」はこれをニュースの枠で流した。司会の加藤浩次もコメントせず。キャンベルに押し付けた形。

   安倍首相をめぐる「ウソ」は、財務省にもあった。森友学園への国有地売却関係の資料は「存在しない」(佐川理財局長=当時)といっていたのが、500ページもあった。こういう話を、ニュースで逃げてはいけない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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