アメリカンフットボールの試合中に起こした悪質ラフプレーを、日大の内田正人監督が13日後にやっと相手選手と保護者に謝罪した。しかし、相手の大学名「関西学院大学」(かんせい学院大)を「かんさい学院大」と10回近く間違えて呼ぶありさま。しかも、謝罪訪問なのにピンク色のネクタイでやって来たことにも批判が続出した。「実際は誠意など、まるでないのでは」との疑いは深まりばかりだ。
「謝罪マスター」の危機管理プロも「0点です」
ネットには「あれはダメです」「失礼千万」との声があふれた。危機管理の専門家で「謝罪マスター」の肩書を持つ竹中功さん(元吉本興業広報担当)は「ピンクネクタイは絶対ダメ。(謝罪としては)久しぶりに0点です」と斬って捨てた。
おととい19日(2018年5月)、大阪の伊丹空港に現れた内田氏は記者団に囲まれて「すべて私の責任」と監督の辞意を表明したが、肝心の指示した点を問われると「文書でもって回答します」というだけで、ひたすら逃げまくった。
羽田空港に戻った時は、内田氏はノーネクタイで、言葉遣いも「かんせい学院大」に改めていた。
雪野智世(フリーアナウンサー)「周りが最初からピンクは避けろとも言えない関係だったのかなと考えてしまいます。もう少しリスクマネージメントがあっていい。だいたい即行くべきなのに、今さら行ったんですか」
司会の国分太一「2週間たった謝罪となったが、監督指示の有無がなっていない」
キャスターの真矢ミキ「責任放棄なのではないかと言われます」
堀尾正明「僕は面従腹背という言葉遣いを思いました。本当は違うんだなと。なぜ文書でないといけないのか、わかりません」
悪質行為が内田監督の指示だったことは多くの証言があり、選手が友人にそう語っている。内田監督が独裁者的な命令を発してきたことも、多くの人が認めている。
カンニング竹山「僕はアメフトファンだが、日大はスタッフも全員、一新しなければ。内田監督は(常務理事など)大学の要職を兼ねている。その点まで変えられるかがポイントだろう」
その役職に、内田氏は「べつの問題」としがみつく考えをちらつかせた。今後も君臨し続けようなどとは、とうてい許される話ではない。