アメフットで日大が悪質タックル スポーツ庁長官までが「危険でひどい!」と激怒

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   アメリカンフットボールの強豪日大の選手が行った「危険なタックル」が大問題になっている。相手はこれも西の強豪関西学院大で、両者は、全日本制覇の回数を競うライバルなのだが、明らかに「選手つぶし」の日大のラフプレーに、関学はカンカン。連盟をも巻き込んだ大騒動になっている。

   試合が行われたのは、5月6日(2018年)。日大は赤、関学は青のユニフォーム。前線へのパスを出して一息ついた青のクォータバックの選手に、赤の選手が後ろから突っ込んでいた。タックルを受けた選手は、左膝の軟骨を損傷するなど、全治3週間の怪我を負った。

相手の監督は「人の人生を狂わせかねない行為だ」

   映像では、反則をした日大の選手の背番号にはぼかしが入っていたが、同じ選手が2分後にもボールを持っていない選手にタックル。さらには、跳ね飛ばされたことに激昂して、青のユニフォームにつかみかかり、3度の反則で退場となっていた。

   ラグビーでは、ボールを持っていない選手へのタックルはできない(反則)が、アメフットでは予防的なタックルができる。しかし、プレーが途切れた後や無防備な選手への後ろからのタックルは厳しく禁じられている。身構えていないところへのタックルは危険だ。怪我で選手生命が絶たれかねないからだ。

   今回のプレーに、関学の鳥内秀晃監督は「スポーツ界であってはならないこと。非常な憤りを感じています。一歩間違えれば、人の人生を狂わせかねない事案だと思う」と言った。関学はHPでも、「極めて危険で悪質な行為だ」と日大に抗議、謝罪を求めた。

   さらに、スポーツ庁の鈴木大地長官も、昨日14日の会見で、「あれは衝撃的な映像で、非常に危険なタックル行為だと思いました。普通であれば、レッドカードに値する」と言った。

   日大が所属する関東学生アメフット連盟は、詳細を調査し、追加処分を決定するまで、この選手の対外試合出場を禁止した。さらに指導者を厳重注意とし、予定されていた、法政、東大、立教との試合を中止とした。

   これに対し日大のアメフット部はHPで、「今回の事態を厳粛に受け止め、今後はこのようなことがないよう、学生と真摯に向き合い、指導を徹底してまいります」といっている。

   水卜麻美「どう思います?」

   ウェンツ瑛士「ありえないこと。後ろからのタックルは危険極まりない行為。気になるのは、選手が退場になっても、OKOKという雰囲気があったような点。狙っていたのか、と言われても仕方がない」

   ロバート・キャンベル「アメリカでも、選手の怪我がすごい。どうやったら、安全なスポーツにできるかが今一番の話題。日本でこういうことが起こっているのは問題」

   ここで話は終わってしまったが、他のニュースでは、このタックルが「監督の指示だった」というところまで突っ込んでいた。「スッキリ」はこういうところが弱い。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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