NHK大河ドラマ「西郷どん」で、13日(2018年5月)に放送された第18話「流人 菊池源吾」から奄美言葉に標準語の字幕が付いて話題になっている。
1963年に始まった大河ドラマで、日本人がしゃべるセリフに字幕が付くのは非常に珍しく、インターネットの掲示板で「わかりやすい」などと称賛の声が相次いでいる。
「薩摩弁にもつけてたもんせ」の声が
この回から物語の舞台は、薩摩藩に支配されていた奄美大島にうつる。僧・月照との心中で奇跡的に生き残った西郷吉之助は、藩命により菊池源吾という名で奄美大島に流される。2番目の妻となる、二階堂ふみ演じる島の女性・とぅま(愛加那)との恋の行方がこれからのヤマ場だが、奄美の人々が話す言葉に標準語の字幕が付いた。
>番組の冒頭、島の女性占い師ユタ(秋山菜津子)と、とぅまの会話で「もうすぐお前の夫がやってくる 海の向こうから」「私の夫が?」「しかし災いも連れてくる」「災い...」と標準語字幕が表示された。「西郷どん」では、初回から鹿児島弁が分かりにくいとして、「字幕を付けてくれ」という声が多かったが、奄美方言は鹿児島弁よりわかりづらいといわれる。ネット民の間からは次のような声が相次いだ。
「ついに出たな。わかりやすい」
「奄美の言葉は薩摩弁より分からない。ありがたい」
「つけるなら薩摩弁にもつけてたもんせ」
「西郷どん、方言に対するこだわりが凄い」
テレビウォッチ編集部。