「セクハラ罪はない」「訴えられていない」暴論振り回す麻生財務相の裏計算

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   「批判? セクハラ罪という罪はない」

   麻生財務相がきのう8日(2018年5月)の記者会見で改めて持論を主張した。記者に「それだけですか」と突っ込まれると、麻生財務相は「罪はあるかといえば、ないってことですよ。セクハラ罪という罪は罪としては親告罪であって。意味分かります? まだ(福田元次官が)訴えられているという話も伺っていませんから、私どもとしてはセクハラ罪という罪はないということであって、事実を申し上げただけです」

   女性団体らが反発している。おととい7日には雨の中、財務省前に約100人が「麻生はやめろ」と抗議した。性暴力問題に取り組む「アジア女性資料センター」の濱田すみれさんは、「あの発言はありえない。セクハラとか性暴力に関する知識がなさ過ぎます。ここまでひどいとは思わなかった」と話す。

   立憲民主党の辻元清美国対委員長も「国際的にも恥ずかしい」とあきれている。

人権侵害だという認識ゼロ

 

   司会の真矢ミキ「すべての女性が輝く社会づくりをと政府は掲げていますが、ナンバー2の麻生さん、いかがでしょうか」

 

   三輪記子(弁護士)「セクハラが仮に犯罪でなくても、人権侵害だという認識がないのは本当におかしい」

 

   真矢「真摯に受けとめていただきたいのですが、服装は紳士なんですけどね」

 

   麻生財務相、いつまで突っ張るのか。

 

   加計学園の「首相案件」疑惑が安倍首相に向かわないように、わざと自分が悪者になって批判を引き受けているのだという解説もある。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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