はしか(麻疹)が大流行の兆しを見せている。
はじまりは1人の外国人旅行者だった。台湾から沖縄に来た30代男性によって、沖縄県内で感染者が急増。男性はその前にタイを訪れており、そこで感染したと見られている。
その後も、名古屋、埼玉、東京など大都市に拡大し、きのう7日(2018年5月)までに確認された感染者は全国で135人に達した。うち90人は沖縄県内だ。過去のデータから、多くの人が旅行するゴールデンウィーク明けは感染者が急増するというから注意が必要だ。
飛行機に1人でもいたら全員アウト!
はしかの感染力はインフルエンザの10倍と言われ、道端ですれ違っただけでも感染する恐れがある。飛行機の中に1人患者がいれば、免疫のない人は全員感染すると言われているほど強い。感染すると100%発症し、死亡率は1000人に1人と高い。
しかも、ウイルスで空気感染をするはしかは手洗いやうがい、マスクでも予防できない。ただ1つの予防法はワクチン接種だ。
潜伏期は10日から2週間。その後、2~4日間、発熱やせき、鼻水など風邪のような症状が出た後39度以上の発熱と発疹がある。風邪との見分け方は口の中にできる口内炎のような斑点だ。
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト