好天に恵まれたゴールデンウィーク、各地でバーベキューなどアウトドアを楽しむ人たちの姿が見られた。さて、ここで毎度問題になるのが一部の人のマナーの悪さだが、今年も例外ではなかった。
取材班はGW最終日の6日(2018年5月)、川崎市の多摩川河川敷を取材。泥酔して救急車で運ばれる、殴り合いのケンカをする、遊泳禁止の区域で泳ぎ出す、大音量の音楽で騒ぐ、とやりたい放題の若者の姿を激写した。
中でも注目したいのが、近隣住民を10年以上悩ませているというゴミの不法投棄だ。
不法投棄を注意した取材班に「底辺の仕事」と悪態
河川敷から最寄り駅に続く住宅街のゴミ捨て場には、コンロやバーベキュー用の網、大量の空き缶や生ゴミ、食べ残し、使い捨てのコップや皿などが分別もされず無造作に置かれていた。中には、自動販売機横にある空き缶用のゴミ箱にゴミ袋を押し込む若者もいた。
取材班が住宅街のゴミ置き場に不法投棄した男のグループを直撃すると、「捨ててねえよ」「置いただけだよ」と逆ギレ。最終的にはしぶしぶとゴミを持ち去った。
河川敷から道路に出る階段上に空き缶、食べ残し、コンロ、アウトドア用の椅子など大量のゴミを捨てた20代の男女グループは、「(ゴミを)置きました、置きました」「取材拒否なんで」「撮るのやめろ!」と開き直って怒りだし、最終的には「こんな底辺みたいな仕事、関係ない」と取材スタッフに悪態をついて去った。
近隣住民は河川敷にバーベキュー用のゴミ箱の設置を希望しているが、その場合、これまでゴミをきちんと持ち帰っていた人も捨てるため、多額のゴミ処理費用がかかるなどの問題がある。
石原良純「バーベキュー場を有料化した方が早い」
羽鳥慎一「家の前に大量のゴミを捨てられて、分別までやらされ......。しわ寄せは住民にくるわけです」
弁護士の住田裕子「不法投棄は非常に重い罪です。5年以下の懲役か1000万円以下の罰金。現行犯で逮捕されることもある」
玉川徹「日本人はマナーがいいと言われるけど、それはサッカーの試合や羽生結弦選手のパレードなど、一体感がある場合だけ」
ピノコ