田村直之アナウンサーが「大型連休、お弁当を持ってお出かけという方も多いと思いますが、とくに食中毒に気を付けてほしいのがおにぎりなんです」と取り上げた。海水浴に出かけた家族が、家で作ってきたおにぎりを昼食にしたところ、1時間ほどで嘔吐や腹痛を発症した「黄色ブドウ球菌」が原因の食中毒だった。
黄色ブドウ球菌は4割ほどの人が鼻やのどにもともと持っていて、おにぎりを作る時に手から移る場合がある。菌は30~37度で増殖し、その際に毒素が発生する。
食中毒に襲われた家族は、前夜の12時頃におにぎりを作り、温かい状態でアルミホイルに包み、常温で置いていた。海水浴当日の気温は30度近くで、細菌から大量の毒素が発生して食中毒につながったとみられる。
手袋・ラップでにぎり、冷ましてから持参
黄色ブドウ球菌による食中毒の患者は夏場に集中し、4割はおにぎりが原因で発生している。
毒素の発生には温度が大きく関係している。37度では6時間で発生するが、20度以下だと3日間、10度以下なら発生しない。弁当のおにぎりは、しっかり手洗いして手袋やラップを使ってにぎり、冷ましてから持っていくこと。
ゲストの坂下千里子(タレント)「おにぎりが危ないなんてびっくり。でも、ラップでにぎるより素手の方がおいしいですよね」
博多華丸キャスター「愛情の味付けがありますからね」
食品衛生アドバイザーの小暮実さん「いったん火を通したものは、すぐに食べないなら素手で触らないのが大切です」
文
ピコ花子