連休中の運転には「ドライブレコーダー」を! GWは死亡事故が2倍も多い

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   モーニングショー取材スタッフは29日(2018年4月)、神奈川県綾瀬市の東名高速上りで4台の車と2台以上のバイクを巻き込んだ多重事故を撮影した。この事故では仲間を助けようとした40代の男性が命を落とした。映像には、倒れた男性に懸命に呼びかける仲間の姿があった。

   なぜ事故が起こったのか。まず、追い越し車線を走っていた車に乗用車が追突。それを見た後ろのワゴン車が停止し、そのワゴン車にバイクが追突した。バイクの男性を助けようと後ろを走っていたツーリング仲間が救助にあたろうとしたところ、後ろから走ってきた乗用車が助けようとした男性をバイクごとはねたのだ。

危険なあおり運転の行政処分が昨年の9倍以上も!

   ゴールデンウィーク中は交通死亡事故が2倍に増加するというデータがある。普段運転し慣れていないドライバーが一斉に運転し、そこに先を急ぐ乱暴なドライバーがあおるなどして事故を招くパターンが多いのだ。

   JAFメディアワークス提供のドライブレコーダーには、身の毛もよだつ多くの映像が残されていた。猛スピードのトラックが大きな車体を左右に揺らしながらあおる、乗用車が目の前で車線変更して急ブレーキを踏む、2車線をまたぐようにブロックする、対向車線に出て並走する、クラクションに怒り執拗に追いかけてくる。中には2人の男が高速道路上で胸ぐらをつかみ合い、ケンカしている映像もあった。一歩間違えば両者とも命を落としかねない。

   後を絶たないあおり運転に対し、警察は取り締まりを厳しくした。あおり運転で免許停止の行政処分を受けたのは今年(2018年)3月までに13件で、去年(2017年)の9倍のペースになっている。

   青木理(ジャーナリスト)「映像が証拠として残っているのが、処分しやすくなっている理由の1つかもしれない」

   菅野朋子(弁護士)「ドライブレコーダーの普及は大きいですね。被害に合わないためにも、付けているということをアピールすることも大事です。たとえGW期間くらいしか運転しなくても付けた方がいい」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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