北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長と韓国・文在寅大統領の初顔合わせ、首脳会談をモーニングショーは30分延長して生中継した。首脳会談は10時30分からの予定だったからだ。
しかし、2人は予定より15分も早くテーブルにつき、金委員長はこう挨拶した。「軍事境界線を越えてみますと、人が越えられないほどの壁ではないのにここまで来るのに11年もかかりました。歴史的な場できょう、いろんな期待を寄せている方がいらっしゃると思います」「懸案問題や関心事について、胸襟を開いて話し合い、素晴らしい結果を出し、未来を見据えて手を携えて歩いていくきっかけにしたいと思います」
放送時間を延長したおかげで、このシーンも「モーニングショー」は放送できた。
休戦状態の朝鮮戦争を終決に
作家の吉永みち子は「境界線を行ったり来たり。私ですら思うところがあるので、韓国の人はこのシーンを深い思いで見ていると思いますね。それにしても、ピヨンチャン五輪を契機にすごい流れですね」
「コリア・レポート」編集長の辺真一氏は「新しい歴史を切り開いていこうということは、南北分断を終わらせ、統一に向かっていこうという思いが込められていると思いますね。それには、休戦状態の朝鮮戦争をまずは終戦にしたいというのが金委員長の頭にあると思います」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト