韓国国民の最大関心事は、南北首脳会談よりも大韓航空会長の家族問題ではないかというほどの騒ぎになっている。父のチョ・ヤンホ会長が乱行続きの娘2人を役職から解任する意向を表明したのと前後して、彼女らの母親イ・ミョンヒ氏(68)が建設作業員に暴行する映像がネットメディアに流れ、もう非難ごうごうだ。
「この野郎!」「出ていけ」と吠える、吠える
1分27秒の映像では、ホテルの作業現場に現れたミョンヒ氏らしい女性が作業員に詰め寄って追いかけ、腕をつかんでつかみかかった。地面の物を蹴り上げ、作業員が持っていた書類を取り上げてぶちまけた。
この会長夫人は、2013年にも自宅をリフォームに来た作業員に怒りまくって、「この野郎!」「出ていけ」と吠え、「暴言女王」の異名がついていた。今回の暴行発覚では、韓国メディアが一斉に「パワハラ」「乱暴動画」「娘たちより上手」と厳しく反応した。
その娘たちのうち長女(43)が乗務員のナッツの出し方に激怒して旅客機をUターンさせた「ナッツ姫」。有罪判決後は関係会社の社長をしていたが、新たに空港の税関を検査なしで通過する映像が流出した。一族が個人の荷物を社内備品として通関させていた疑いが出ている。
二女(34)は会議で部下や下請け会社員に怒って水をかけたとされる「水かけ姫」だ。その間にいる長男(42)は交通事故の相手にけがをさせたため「暴行王子」の異名をとった。
司会の小倉智昭「韓国メディアはすごいですよ、ビッグニュースと関係なく進めますから。一族がずっと会社を牛耳ってきたから、いっそう反感を買う。この母親の映像はひどすぎるよね」