福田淳一財務省事務次官のセクハラ発言が社会問題になっている折も折、NHKの男性アナが女性アナに対してセクハラ発言を行ない、番組中に生謝罪をするという珍事があった。
松尾アナが寺門アナに「この人、婚期が少し遅れて」
ことの発端は、先週末の金曜日の20日(2018年4月)のNHKのニュース番組「シブ5時」。番組内の解説コーナーで賃金格差のテーマを取り上げた際、晩婚化の話題に関連して松尾剛アナ(50)が、ともにキャスターを務める寺門亜衣子アナ(32)に向かって「寺門さんの婚期が少し遅れて」などとジョークを飛ばしたのだ。
週が明けた23日、「シブ5時」の番組中に、松尾アナは寺門アナに「ごめんなさいね。番組が終わった後、スタッフからすごく抗議されまして。それセクハラですよって。視聴者の方からもツイッターで指摘をいただきました。自分でもセクハラ問題の意識は高い方だと思っていたので、すごく恥ずかしい」と謝罪した。
腕組みしながら謝罪を聞いた寺門アナは「ひとつ言っておきますと、32歳は晩婚じゃないですからね」と笑って水に流した。松尾アナはその後、財務省の福田事務次官のセクハラ問題に関するニュースを読み上げたから、ジョークにもならない一件落着の形だ。
これに対して、ネットの掲示板では冷ややかな声が多かった。
「ジモンちゃんも、いつまでも松尾のお守りやってたらあかんで」
「にしても昨今のNHKのゆるさよ」
「確かにいかんけど、あんまりセクハラ、セクハラと言ってたら、何にも言えんね」
「これからテレビメディアのセクハラのハードルが大きく下がるぞ。楽しみだな」
(テレビウォッチ編集部)