51年前に順天堂大学付属医院で出産した子どもを取り違えられた母親(76)が、「ビビット」に胸の内を語った。1967年1月に出産し、小学校入学時に血液型の違いから実子でないことがわかった。順天堂医院を訪れると、なんと「あなたが浮気した子どもなのではないか」と言われた。それから40年以上、誰にも相談できず、夫とも離婚した。
3年前に「認知症になる前に」と息子(51歳)に話した。息子は「ずっと違和感を持っていた」という。DNA鑑定で「血縁の可能性は0%」と出たことがあり、自分は誰なのかと思っていたそうだ。
母親「産んだ子の姿見たい」、息子「母を知らずに死にたくない」
母子は順天堂大に確認を求め、順天堂大側も可能性を認めた。しかし、「相手を知りたい」という申し出には、「平穏な日常を乱す恐れがある」と拒否された。母親は「名前だけでも知りたいです。産んだ子の元気な姿だけでも見せて」と訴える。
息子も「このまま母を知らずに死ぬわけにはいかない。生きていなくても、お墓参りはしたい」という。二人は厚生労働省に順天堂大への指導を求める要望書を出した。
順天堂大は「誠意を持って対応する」としているが、小川秀興理事長はきのう19日(2018年4月)朝、番組スタッフの取材に「窓口を通してほしい」と応じなかった。
司会の真矢ミキ「いやあ、会いたい気持ちはわかります。これはどなたにもつらい問題です」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト