「豪華クルーズで優雅な旅」のはずが... 建設現場のような船内に乗客激怒

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   アメリカの豪華クルーズでまさかの事態が起きた。優雅な旅のはずが、船内がまさかの「改装工事中」で乗客が激怒しているのだ。しかも出航直後まで乗客には知らされていなかったというから驚きだ。

   問題となったのは豪華客船「ノルウェージャン・サン」。マイアミからパナマ運河に出て、ロサンゼルスに向かう15日の船旅で、お値段は数十万円する。

   出港後、乗客たちが目にしたのは一通の置手紙だ。そこには「航海の間、船で行われている改修工事の一部に気付くかも知れません」と書かれていた。

昼夜鳴り響く騒音 ほこりが舞う中の食事

   「気付く」どころではない。網が貼られ使用できないプール、いたるところに入り込む砂ほこりやちり、立ち入り禁止のデッキ、昼夜問わず鳴り響く改装作業の騒音......。とても豪華客船とは思えない。

   結婚30周年祝いでクルーズに参加したというダン・ラングさんは「塗料の入った容器が非常口の通路を塞いでいた。火事があったらみんな死んでいただろう」と怒りをあらわにした。

   デッキの上に山積みにされた塗料のドラム缶には、どくろマークが描かれている。毒性があるもので、呼吸器系に影響して咳き込む人や、目の不調を訴える人もいたという。

   乗客の怒りは爆発。1000人規模の被害者の会ができた。寄港から2週間たった今も乗客のお怒りは収まっていない。クルーズの会社は来年(2019年)3月31日まで利用可能な25%オフクーポンを提供することを提案したそうだが...。

   玉川徹(コメンテーター)「ダメでしょ、これ。もう1回乗れってこと?」

   青木理(ジャーナリスト)「単なる移動手段じゃなくて、乗ること自体がイベントなのに」

   羽鳥慎一(司会)「しかも船で旅行する人が求めるのは『ゆったり静かに』をより求めますよね」

   玉川「100%返せって感じですよね。嫌な思い出になってしまったのだからプラス慰謝料も欲しいです」

   菅野朋子(弁護士)「慰謝料もあり得ますね。事前に知らせていなかったのが悪質です」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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