春マツタケって知っていました? 熊本・天草で採れるというのだが、きのう16日(2018年4月)市場に出たのは、14センチ40グラムの1本だけで、4万円で落札された。無論、「日本一早い」縁起物相場だが、これを口にする幸せ者は誰か。そしてお味は?
熊本・天草で採れる、一山探して1本かゼロの逸品
天草市の青果市場に出たのはたったの1本。関係者の女性が香りを嗅いで、「いただきました。香りを」と言って始まったセリ。「40万」「50万」に続いて「100万」の声で決まった。この値段は1キロあたりなので、40グラムは4万円。落札者はコンビニの経営者、濱三千秀さんだった。「初物だから、長生きするんじゃないか」と語った。
マツタケといえば秋の味覚と決まっているのに、春に? 専門家によると、マツタケは、条件さえ揃えば春でも梅雨時でも出るという。「秋と間違えて出てきてしまった」と県立広島大の相沢慎一教授は言う。
地中の温度が20度くらいになると、出てきてしまうものがある。秋マツタケも春マツタケも同じものだ。ただし、数はものすごく少ない。「一山探しても、1本ですかね。プロでも難しい」と教授。
天草地方は、これが風物詩にもなっていて、毎年1?3本。ゼロの年もある。それだけに出た時はご祝儀気分になる。
2013年に競り落とした人の映像があった。青果店経営の家吉敏文さんで、10グラムの小ぶりで2万円だ。で、店に並べたのかと思ったら、「部屋にあります」とカメラに見せてくれて、その後、炭火の網焼きで、酒のつまみになった。知人と分け合って、「あ~、うまかですなぁ」「とろける味」
では、今年の濱さんはどうしたかというと、コンビニの店頭に置いてあった。お値段は、落札額の「40000円」だった。売れるのか? 濱さんは「2、3日店に置いて、後は食卓がほとんどですね」という。
濱さんは過去にも何度か落札しているが、一度も売れたことはないという。ただ、見に来る人は多く、「店の売り上げが1割近くは上がるんじゃないか」。天草の春マツタケは大方、競り落とした本人が食べているという。あくまで縁起物というわけだ。
キャスターの加藤浩次「原価で売っても売れない。ま、そのつもりなんだろうね」
ウェンツ瑛士「知らなかった。間違えて出てきちゃうんですね」
水卜麻美「見つかっても、一山で1本では、探しに行く人もいないと」
ロバート・キャンベル「秋の狂い咲きのさくらを見ると複雑。もうけものしたというのと大丈夫かというのと。だけどこれは食べ物だから、お酒にもいいし、狂い成り歓迎」
近藤春菜「優越感。世界で自分だけ食べているという」
水卜「頑張って探せば、あるかもしれない」