「キスして」「胸触っていい」などのセクハラ発言をしたと週刊新潮で報じられた財務省の福田淳一事務次官がきのう16日(2018年4月)、疑惑を全面否定した。省内の官房長による聞き取りに「このようなやりとりをしたことはない」「名誉棄損で新潮社を提訴すべく準備している」と答えたと、財務省が文書で発表した。辞任の意思も当然のように否定したそうだ。
どうせ6月には次官が代わることを見越した引き伸ばしか
財務省は外部の弁護士に委託して調査を続けるとしたが、記者クラブ加盟各社の女性記者に対して調査への協力を求めた。これはこれで「女性が名乗り出られるわけがない」「出てこないことを前提にしてやっている」との批判を呼んでいる。
司会の小倉智昭「全面否定はないと思っていたら、驚きましたね。財務省としてこういう文書を出したことにもびっくりしました」
共同通信の柿崎明二・編集委員は「相手がどう受けとるかがセクハラの要件です。名乗り出ないと踏んでの呼びかけになっている。裁判とかいっても、事務次官は6月いっぱいで代わるから、その後はマスコミの扱いも小さくなる」という。そこまでにらんでの全面否定なのだろうか。
小倉「ひどいと思うのは『オレ、否定する』『違うと言うなら出てこいよ』『出てこないならセクハラなし』というやり方です」
どこまでも傲慢な人たちだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト