小泉進次郎「資産ゼロ」のカラクリ―普通預金ならどんな大金も公開義務なし
政界の人気者、小泉進次郎ももうすぐ議員生活10年になる。現在36歳。将来の総理間違いなしといわれる小泉だが、週刊現代によれば、彼が公開した資産は「ゼロ」だったそうだ。
小泉は銀座のクラブや赤坂の料亭などは使わず、会合はいつも居酒屋で、それも割り勘。彼が贈るものは、横須賀海軍カレーのカレー味の柿ピーだそうだ。カネがないからではない。相手に気を使わせない心配りからだという。
独身で、大した贅沢もしないのに、資産ゼロというのはどうしてなのか。彼が持つ3つの政治資金管理団体の2016年分の収支報告書を見ると、収入合計は8522万円。歳費や文書通信費を入れると1億円を超えるのだが、普通預金にすれば公開する義務はなくなる。したがって、応援のために地方へ行っても全部自腹で、カネに困ることはないというが、それはそうだろう。
週刊文春で小泉純一郎の元秘書、飯島勲が「議員の資産ゼロは美談か」と突っ込んでいる。何しろ衆院議員465人のうち70人が資産ゼロだと報告しているのだ。<資産を小さく見せかけるためのいろんなカラクリがあるわけよ。そんな資産ゼロ議員を、美談みたいに持ち上げるマスメディアはどうかしてるぜ。しれっとゼロで届け出る議員には、普通預金も公開しろって法律で義務づけるとか、制度の不備を早く直して欲しいね>
小泉進次郎も潤沢なカネを使って、安倍自民党のおかしさを党内から堂々と批判してほしいものではある。