大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(23)の快進撃が止まらない。「スッキリ!」は大谷選手の二刀流の秘密と原点を探った。母の加代子さんは「真似が得意でしたね」という。大谷は三人兄弟の末っ子。兄と姉のやることは何でも真似をした。しかもうまくやった。
スティーブ・ジョブズ氏のスピーチに二刀流を決断した
その一つが、TVで見たゴルフの石川遼選手の肘曲げ。腰に手を当てたまま、両肘を前に突き出すと、肘が体の正面までくる。肩の筋肉の柔らかさと強さの秘密と言われる。大谷はこれを、野球にも役立つとやってみた。初めはできなかったが今はできる。
その成果なのか。高校入学時のストレートは130キロだったが、3年生では160キロになった。
プロ入りする前、二刀流かどうかで迷っていた時、テレビで見たのが、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏のスピーチだった。周囲に流されず妥協を許さない姿勢を見て、二刀流を決断した。当時プロ関係者は、「プロの世界をなめるな」「投手に専念しろ」とやかましかった。
大谷が「やる価値のあることだと再認識した。自分しかできなかったら、絶対に誰だって楽しい」と言っている映像があった。
大谷の本を出すスポーツライターの佐々木亨さんは、「メジャーのトップになる。かつ長く続けたいと言っている。『周りに認められて初めてトップと言える』とも」という。
ウェンツ瑛士「高校くらいまでは、ピッチャーで4番はいる。それをどっちかにするのを、彼は両方。投の登板数も少ないから、筋肉にもいいんじゃないか」
加藤浩次「アメリカ人もびっくり?」
ロバート・キャンベル「投の2戦目で6回までパーフェクト、7回に打たれた時、スタジアム全体が立ち上がって、感動した。翌日のロサンゼルス・タイムズは、大谷一色だった」
下川美奈(日テレ解説)「可愛くて、クールで、どうしたら、あんな子に育てられるんだろう」(笑)
近藤春菜「ツッコミが下手だったので、フットボールアワーさんのビデオでやった。石川選手の真似でも、やるところがすごい」
次の登板は15日(2018年4月)。その前の打席も楽しみ。5月にはマリナーズ戦で、イチローとの対決もある。これほど大リーグに目が向くのは、野茂英雄の1勝目、イチローの最多安打以来かな。
ヤンヤン