全米を熱狂させているエンゼルスの大谷翔平選手(23)。3試合連続ホームランの後には7回途中までパーフェクトピッチングと、その活躍ぶりはすさまじい。最初は冷たかった地元メディアも、手のひらを返したように「オオタニは明らかにこの惑星で生まれていない」「もはや彼は本当に人間か?という議論になっている」と称賛の嵐だ。
さて、モーニングショーでは、「カネに執着がない」という大谷選手本人の意思はよそに、おカネの話でおおいに盛り上がった。
二刀流で活躍し続けたら、ものすごい年俸に
日本ハム時代の大谷選手の年俸は約1500万円から始まり、最終的に約2億7000万円だったが、エンゼルスでは契約金は約2億6000万円で年俸は約6000万円と低い。
低いのには理由がある。2016年12月に新労使協定ができ、25歳未満でドラフト対象外の外国人選手は契約金の上限が約6億円、年俸は約6000万円と決まったからだ。
米記者は「あと2年待てば総額2億ドル(約210億円)の契約ができるのに。彼は何を考えているんだ」と驚いたそうだ。
例えば、新労使協定ができる前に活躍したダルビッシュ有選手は6年総額で約46億2000万円、田中将大選手は7年総額で約161億円だった。
ゲストで解説した元メジャーリーガーの岡島秀樹さんは「もともとメジャー志向があった人なので、おカネではないのでしょう」と話す。
さて、大谷選手が活躍した場合の年俸は...?
メジャーの査定方法では、基本給の上に投手なら「10勝で1億円」「20登板で1億円」、打者なら「打率3割で1億円」「ホームラン10本で1億円」というようにオプションが上乗せされる。大谷選手の場合、二刀流だけに投打別々のオプション契約がなされ、2倍になる可能性もあるという。
ちなみに、ドジャースの前田健太選手(29)の1年目の年俸を見てみると、基本給が約3億6000万円で、そこに先発回数や投球回数オプションが加算され、合計はなんと約14億1000万! もはや一般人には想像の域を超えている。
青木理「でも、監督とかは『まずいな、前田はあと1回で1億8000万プラスか』とか思って変えちゃったりしないのかな」
菅野朋子「私も思った!」
羽鳥慎一「背広を着た経営者がきて『ちょっと前田を下ろせ』とかね」
岡田さん「それはないです(笑)。アメリカの場合は(年俸もオプションも)全部見せるから、活躍ぶりを見てファンも一緒に応援したりブーイングしたりする」
羽鳥「みなさん、労働意欲をなくさないでくださいね」