「バカか!」と自民議員まで激怒 森友では財務省が「口裏合わせ」要請、加計では「首相案件」文書が発覚、もうグチャグチャ

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   「バカか! 本当に」と自民党の議員が怒る。「大変、大変恥ずかしく、大変申し訳ない」と財務省の理財局長がひたすら頭を下げる。きのう9日(2018年4月)、参院決算委員会で行われた質疑の場面だ。森友学園への国有地売却問題で約8億円の値引きの根拠となったごみの撤去をめぐり、財務省が森友学園側に「口裏合わせ」の要請をしていたことを認めた。

住民がダンプ1台見ていないのに「何千台も使った」と言ってくれ

   8億円かけて撤去したとされるごみの量は1万9500トンで、ダンプカー約4000台分になるという。去年(2017年)2月の野党の現地調査で周辺住民たちはそんなダンプカーなど見たことがないといっていた。当時の佐川宣寿・理財局長は衆院予算員会で「適切に撤去したというふうに聞いている」と他人事のような答弁をしていた。

   実はその当日、理財局の職員が「トラック何千台も走った気がするといった言い方をしてはどうか」と佐川氏の答弁とつじつまが合うように森友学園の弁護士に口裏合わせを要請していたのだ。

   けさ10日(2018年4月)の朝日新聞1面トップには、加計学園の獣医学部新設をめぐる新たな問題が載っている。愛媛県や今治市、学園関係者らと面会したかどうかについて、当時の柳瀬唯夫首相秘書官は「記憶する限りお会いしていない」と答弁していたが、愛媛県の面会記録に「本件は首相案件となっている」と述べていたことが残っていた。

   キャスターの堀尾正明「官邸はどう答えるのか。安倍さんはどう答弁するのでしょうか」

   司会の国分太一「このほか、『ない』とされた防衛省の日報問題が出てきたり、これまでも納得のいく説明がされていないまま新たな疑惑が増えてくると、内閣支持率が上がる要素は見つかりませんね」

   JNNの4月7~8日(2018年)の電話世論調査によると、内閣支持率は支持率40.0%(前回より9.3ポイントマイナス)、不支持率58.4%(9.5ポイントプラス)だった。

文   一ツ石
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