鎌倉の大仏より背が高い大仏が東京に出現した。間もなく公開されるというので、「スッキリ」の阿部祐二リポーターが訪ねた。東京の西の方、多摩・日の出町の山林にそれはあった。たしかに、でっけえ。
「ありましたあ」といつも大げさな阿部が指す先に、黒光りする大仏さまがいた。まだ開眼前だから、参道というよりは工事のために雑木林を切り開いた道の先に、この地で500年以上になるという古刹「宝光寺」が建設を進めていた。名前は「鹿野(ろくや)大仏」という。
奈良に次ぐ、わが国で2番目の大きさ
奈良や鎌倉の大仏と同じ坐像で、高さは12メートル。奈良の大仏が15メートルで、鎌倉が11.3メートルなので、奈良に次ぐ大きさになる。台座まで含めると18メートルという堂々たるものだ。
2015年に元になる塑像ができ、山形で鋳造された。巨大なパーツを一つひとつ運んで、昨年秋(2017年)から組み立てが始まった。デザインでこだわったのは、「イケメン」だという。美男で知られる鎌倉の向こうを張るつもりらしい。
八坂良秀住職の案内で、テレビカメラが台座の下を覗くと、そこにもミニチュアの金銅像が安置してあった。住職によると、大仏建立は先代の父親からの計画で、安全祈願や地域活性化を祈ってという。
司会の加藤浩次や近藤春菜キャスターも「すごい」「面白い」と驚くばかり。
公開は今月半ば(2018年4月)の予定で、桜の季節は過ぎてしまったが、交通の便は悪くないところなので、新たな名所になるのかもしれない。
文
ヤンヤン