これぞゲスの極み!東電副社長と被災地活動女性の痴話喧嘩―よりにもよってそんな相手と!?

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   週刊文春と週刊新潮の告白から紹介しよう。週刊文春は福島復興の顔だった東京電力の副社長だった石崎芳行氏(64)の懺悔告白だ。石崎は慶應大学を出て東電に入社、福島第二原発所長や副社長を経て、2013年1月に福島復興本社の初代代表に就任していたが、この3月28日(2018年)に辞表を提出している。辞めた理由は、福島に住む50代の独身女性とのトラブルだったという。

   そのA子さんは、福島や東京を拠点に、被災地支援の活動を行う活動家で、たびたびマスコミにも取り上げられ、復興に尽力した団体に授与される「日本復興の光大賞」を受賞している。

   2人の出会いは15年7月。しばらくすると、石崎から頻繁にメールが来るようになったが、そこにはハートマークやキスマークの絵文字が付いていたと、A子は週刊文春に話している。翌16年2月に「食事でもどうか」と誘われ、その席で「好きなタイプだ」と告げられたという。

   始めて肉体関係を結んだのは、その年の4月。だが彼女は同意の上ではないと話す。<「『やめてください』『私は被災者、あなたは加害者の代表ですよ。覚悟はあるんですか』と抵抗しました。しかし彼は合気道の経験者で腕力があり、最後は観念してしまったのです」>

   その後、月に1回程度の逢瀬を重ねるが、1年半後の17年夏に突然、石崎と連絡が取れなくなったという。そして10月28日に、石崎から「個人的なお付き合いは致さないと心に誓いました」と一方的な連絡があった話す。2人は昨年暮れから弁護士を立てて和解交渉を始めているという。A子はそれを通じて、石崎の誠意のない対応に怒りが募り、週刊文春へ告発したというのである。

   東電の副社長が被災地の女性と懇ろになり、しかも都合が悪くなると一方的に別れたというのでは、辞職も致し方ないと思うが、週刊文春がインタビューしてみると、石崎氏のいい分は彼女とは相当違っていたそうだ。

   静かな口調でこう語っている。彼女の被災地支援活動のことについては以前から知っていた。好きなタイプだとかいったことはないが、ハートマークなどは彼女のメールにもあったためつい悪乗りしてしまった。

   彼女は金銭的に困っていて、1000万円の借金がある自分に対する賠償を、東電に認めるよう指示してほしいなどといってきた。そこで、電力の業界団体が発行する「電気新聞」の企画で彼女に講演してもらって、原稿料を100万円出してもらうよう依頼した。

   肉体関係を結んだのは合意の上だったが、彼女のマンションで風呂から出てきたところを隠し撮りをされ、関係が悪化すると、その写真を送りつけてきた。その後も、求めに応じて、彼女が出した小冊子を福島の企業や電事連に購入してくれるよう要請したり、自分でも200万円程の身銭を切って渡した。

   だが、彼女は、FaceBookに石崎の社宅の写真をアップし、「私の好きな人が住んでいるところです」と書き込んだりしたので、恐怖を感じて「ストーキング行為をお止めください」とメールすると、彼女は激怒した。

   彼女から、別れるのは「和解、協議、訴訟の手段がある」「文春やフライデーに待ったをかけられる」などとメールしてきて、口止め料や精神的慰謝料として5000万円で手を打ちましょうといってきた――。

   A子は週刊文春の取材を受けたのは、「東電の姿勢や石崎の被災地に関わる姿勢を世に問うてほしかったから」で、これをただの初老の男と中年女の不倫の話で終わらせては困ると主張している。

   石崎は会津出身のお袋から「生き恥を晒してでも闘え」と励まされたと、週刊文春の取材ではうっすら涙を浮かべ、「本当に情けない話で、すみません」と頭を下げたという。

   東電の副社長と被災地支援をする活動家との身の程を忘れた痴話喧嘩は、どんなにいい繕っても「ゲスの極み」というしかない。石崎氏は東電からの退職金を全額被災地に寄付したらどうか。

経営者としては甘かったが言い分には説得力・・・「オフィス北野」森昌行社長の反撃告白

   週刊新潮の告白は、ビートたけしやたけし軍団の連中から「裏切り者」と罵声を浴びている、「オフィス北野」の森昌行社長(65)である。先の2人のいい分でもわかるように、当人たちにはそれぞれ自分に都合のいい真実が存在するのである。

   今回のビートたけしの独立騒動も、当初は愛人と作った事務所へ移る身勝手なたけしへの批判が出たが、その後、森社長を含めたオフィスのスタッフの高給ややる気のなさが、たけしや軍団の連中から次々に指弾された。森はこのままでは自分が私利私欲のために会社をいいように使ったということが真相だとなってしまう。それは事実と異なると思い、話すことを決めたという。

   たけしの知らないところで筆頭株主になっていたという批判に対して、これは26年も前の話で、当然、たけしにも報告した。それが証拠に、たけしの妻も「主人が知らないわけないでしょ」といっていたという。それはそうだろう。これはたけしや軍団のいい分がおかしい。

   自分の役員報酬1億円が高いといわれるが、自分はやることをやってきたので、法外に高いとは思わない。新人でも年収500万円、少し経てば800万円ももらえるというのは高すぎるといわれるが、森は、この業界はいつ何が起きるか分からないから、経営がうまくいき、黒字が出ている時は従業員への給与や賞与はなるべく多くする。それが従業員のモチベーションにつながるはずだという。これについては、たけしや軍団側が仕事しない奴が高給をもらいすぎる、たけし以外に売れっ子を育てられなかったではないかといっているが、こっちの方が正論ではないか。

   昨年9月の決算で500万円程の赤字を計上したが、これは、映画「アウトレイジ 最終章」の製作費が出ていったが、映画の売り上げが入ってくるのは半年ほど後になるので、自然に解消される。これは森のいう通りであろう。

   驚くのは、昨年4月からたけしの愛人の事務所へすべて振り込むようになった時、事務所とたけしの取り分が「3対7」だったのを「2・5対7・5」にするように要求され、呑むしかなかったと語っていることだ。その後、さらに「1対9」にするよういってきたそうだ。これはいくら何でもやり過ぎだと思う。

   オフィス北野の売り上げの8割を占めていたたけしが独立して、規模を縮小しながらどう会社を存続させていくかというときに、軍団が森は汚い、不正があると騒ぎ立てて、何が解決するのか、会社や彼らにどんなメリットがあるのか、理解できかねるともいっている。

   森は「たけしさん、軍団とは30年間一緒にやってきました。なぜ私ひとりを悪者にし、しかも誰も得をしないこのタイミングで公然と私の批判を展開したのか。底知れぬ虚しさを覚えます」と心の内を吐露している。

   だが、森が責められるべきは、たけしの一枚看板でしかやってこなかったことだろう。売れっ子もいつかはいなくなる。小泉今日子やローラのように、いくら手塩にかけても独立してしまうタレントもいる。いつかは必ず来るその日に備えていなかった。経営者としては甘かったといわれても致し方ないだろう。

   私は立川談志が弟がやっていた事務所から離れて、息子のところへ移った経緯をつぶさに見ている。その事務所の稼ぎ頭がいなくなれば、小さな事務所は潰れてしまうが、そこには立川志らくという売れっ子がいたから、何とか存続できた。その志らくも今は離れてナベプロに所属しているが、これまで培ってきた落語家とのつながりで細々だが頑張っている。

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