坂口憲二さんが難病で芸能活動休止 故美空ひばりや堀ちえみさんもかかった「特発性大腿骨頭壊死症」とは

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   俳優の坂口憲二さん(42)がきのう1日(2018年4月)、文書で芸能活動休止を宣言、所属事務所も退社すると明らかにした。理由は「特発性大腿骨頭壊死症」という国が指定する難病。2015年に手術をしたが思わしくなく、「仕事を続けることができない」と言っている。

   この病気、聞きなれないが、実は患者数は多い。年間2000人?3000人が発症しており、30代から50代に多い。大腿骨が骨盤につながる部分(大腿骨頭)が壊死するので、進行すると歩行ができなくなる。もちろん痛みもある。

サーフィンではDVDを出すほどだった坂口さんだが...

   だが、はっきりした原因はわかっておらず、厚労省が難病に指定している。治療法としては、骨頭の壊死した患部をずらす(移動)方法と、大腿骨頭と骨盤部分を金属で置き換える「人工股関節置換方法」とがある。

   坂口さんは、6年前の32歳の時、右股関節に痛みを感じたのが最初という。当時初の舞台を務めていたので、痛み止めを使ってそのまま続けた。症状は悪化して松葉杖を使うまでになったが、原因の特定はできなかった。2014年には結婚している。

   痛みは続き、2015年になって病名がわかり、手術を受けて症状は軽減した。しかし2016年以来、公の場に姿を見せていなかった。坂口さんはコメントで、「手術で症状は良くなったが、いつまた悪くなるかわからない状態」と、活動休止の理由を言う。

   同じ病気に罹った芸能人もいる。古くは、故・美空ひばりさんもそうで、最後の舞台は、かなりの痛みをこらえながらだったと言われている。ケツメイシのボーカル、RYOJIさんも2016年に病気を公表した。

   タレントの堀ちえみさんも過去にこの病気にかかった。堀さんは昨日、坂口さんの報道に、「2015年に人工股関節置換手術を受け、今は普通の生活を送っています」とコメントを出した。

   医師によると、瞬発性のスポーツなど股関節に大きな負担がかかる動作は無理だが、普通の生活はできるようになるという。

   坂口さんはコメントで、15年に受けた手術の内容は明かしていないが、「しばらく治療に専念して、体調を戻してから、自分のできることをやっていきたい」という。スポーツマンとして知られ、特にサーフィンではDVDを出すほどだった坂口さんの姿はもう見られないということか。

   高橋真麻「サーフィンされた方だから、思うように動けないのは辛いと思う。堀さんの話を聞くと安心するが」

   加藤浩次「病状が一緒かどうかわかりませんからね。でもホント肉体派の俳優だったし、葛藤もあるでしょうね。じっくり治療して、また出てきてもらいたい」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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