「麻生大臣の発言に波紋が広がっています」と司会の羽鳥慎一が取り上げた。麻生財務相はきのう29日(2018年3月)の参院財政金融委員会で、「TPP11というのは日本の指導力で間違いなく締結された」「こないだ茂木大臣、0泊4日でペルーを往復したが、日本の新聞には1行も載ってなかった」「日本の新聞のレベルはこんなもんなんだなと思って、経済部の奴にボロカス言った記憶がありますけど」「森友のほうがTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」などと発言した。
しかし、TPP11については9日から10日の新聞各紙が伝えていた。
羽鳥「1行どころじゃないですね」
また、TPP11は署名段階でまだ締結されてないうえ、茂木大臣が訪れたのはペルーではなく、チリだった。
森友文書改ざん最終責任者の自覚なし
吉永みち子(作家)「これだけご自身に関係する分野で、(新聞に?)出てることを見てなかったというのは、新聞お読みになってなかったんだろうという気がします。
日本の新聞のレベルというけど、私たちは、麻生さんのレベルは相変わらずこんな感じなんだなと思ってしまいますよね。物事を正しく理解する、自分の状況を把握する力が十分にない人が、日本の財政のまさに当事者とはいささか心許ないです」
羽鳥「森友問題では財務省は捜査対象で、そのトップが『森友のほうが大切なのか、新聞はそんなレベルか』と言ってしまうとはねえ」