「金正恩委員長」突然訪中のしたたか計算―米朝会談決裂したときの保険

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   厳戒態勢の中、北朝鮮から中国・北京に到着した「特別列車」の乗客は、やはり金正恩・朝鮮労働党委員長だった。中国の中央テレビがきょう28日(2018年3月)、金委員長が中国の習近平国家主席と会談を行ったと報じた。金委員長にとって初外遊だ。

   金委員長の一行はおととい26日午後に北京駅に到着し、きのう27日午後には北京を離れた。会談は中国側が招待したもので、5時間40分間に及んだという。金委員長の夫人も同行していた。

トランプ政権の対北強硬派起用を警戒

   習主席は「われわれは朝鮮半島の非核化実現目標を堅持する」と述べたほか、話し合いを通じた解決を主張したという。これに対して金委員長は、「朝鮮半島の非核化に努力する。もし韓国とアメリカがわれわれの努力に応えてくれるなら、平和で安定した雰囲気を作れる」と述べたという。

   アメリカのトランプ大統領は、国家安全保障担当に"対北朝鮮強硬派"と言われるボルトン元国連大使を指名した。ボルトン氏は、相手に先に核を放棄させ、それを国際機関が検証してから支援するという"リビア方式"をとるとみられている。

   龍谷大学の李相哲教授こうコメントした。「アメリカと話し合って決裂する可能性があるとみた北朝鮮は、中国の支援を取りつけたくて泣きついたという状況だと思います」

文   キャンディ
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