きょう27日(2018年3月)の「スゴ技Q」は、絡まりやすい「コード」を取り上げた。
いつの間にかコードがねじれてグルグルになっているものの代表格が「ドライヤー」だろう。イライラするだけでなく、放っておくとコードが断線し、火災が起こる危険性もある。
東京都立産業技術高等専門学校の三林洋介教授によると、ねじれの原因は保管する際にコードを本体に巻き付けることだという。
「温かい状態で巻き付けて保管すると、冷えた時にねじれた状態が付きます」
ドライヤーのコードは本体に巻かずに、優しく折りたたんで保管しよう。
ケーブルスライダーは耳に入れる部分の近くまで上げて
お次はイヤホンのコードだ。ぐるぐるに絡まってしまい、なかなかほどけない経験をした人は多いのでは。
埼玉大学の下川航也教授が、数学の1分野でひもの絡み方を研究する「結び目理論」を応用し、イヤホンの絡みを軽減する方法を伝授した。
保管する際、二股のケーブルを束ねる「ケーブルスライダー」を、耳に入れる部分の近くまで上げておく。下川教授によると、「ひもの長さが絡む確率に関係している」という。
スライダーを上げると、2本のケーブルが1本になったと考えられ、その分全体の長さが短くなり、絡みが予防できる。
耳に入れる部分とプラグの部分をクリップで止め、輪っかの状態で保管すればさらに絡みづらい。数学の理論上、ひもを輪っか状にすると結び目ができないと証明されているそうだ。
ピコ花子