「首相や夫人の指示はございません」「答弁は差し控える」佐川氏の証人喚問でも晴れない真実

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   森友学園をめぐる財務省決裁文書の改ざん問題で、いよいよ佐川宣寿・前理財局長の証人喚問が始まった。焦点の一つが安倍昭恵・首相夫人の名前や土地売却を促すような発言がいったんは文書に書き込まれていた点だ。

   しかし、佐川氏は「書き換えを知っていたか」との問いには「答弁を差し控えさせていただきたい」。また、「安倍首相や昭恵夫人の影響はあったのか」との問いには「全くなかった」と答え、書き換えについては「官邸からの指示はなかった」と答え、経緯については「刑事訴追の恐れがある」と証言を拒否した。

こうなると昭恵夫人の肉声が聞きたい

玉川徹(テレビ朝日社員)「なんで書いて、なんで消したのか。そこなんです。疑いが晴れない」

   きょう27日(2018年3月)の国会喚問は、その場にいない昭恵夫人がもう一人の主役であることは間違いない。野党は昭恵氏の国会喚問を要求し、政府自民党が拒否してきた。

司会の羽鳥慎一「喚問がむずかしいのなら、公の場で会見しなければおかしいと野党は言っています」

   安倍首相はきのう26日の参院予算委員会で「妻への質問に私が政治的責任を伴う答弁をしている」と強調し、あくまで拒否する考えだ。これには野党側から「妻と夫は別人格」と、首相が代弁などできない」との声があがった。一方で、森友問題が沸騰する最中でも昭恵夫人は福祉施設や芸能人のパーティーに盛んに出かけているのだから、なんともおかしな感じだ。

青木理(ジャーナリスト)「人の夫婦の話だが、コントロールできないものか」
田崎史郎(政治評論家)「自民党の議員も私もそうは思っているが......」
菅野朋子(弁護士)「首相の答弁はあくまで伝聞で、本人の発言とは違う。首相はちょっとずれているのではないか」
山口真由(元財務官僚)「昭恵夫人の肉声は聞きたい。夫人付きだった政府職員の証人喚問も望ましいかなと思います」

   佐川氏の喚問だけで終わらせてはいけない。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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